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Valentine Day

バレンタインデーということで

戦国の異色?カップル、佐竹義重と蘆名盛隆です。

敵同士でありながら戦場で義重が盛隆に一目惚れして、いくつかの恋文を通わし遂に両想いになったが戦は止まず…両家の家臣たちが相談をして和睦に及んだ(「武功雑記」)という逸話が残る戦国のロミジュリなのです。


戦国時代、小姓(お世話係の男の子)との衆道関係は嗜まれていましたが、武将(しかも敵将)同士の衆道は珍しいですね。

ただ衆道の相手は15歳が平均だったらしく、義重と盛隆の年齢差も14歳なので、年齢的にしっくり来たのかな~となんとなく思ったりしています。


衆道の相手の男の子は11~14歳が「蕾める花」、15~18歳が「盛りの花」、19~22歳で「散る花」と呼ばれ、女性との体格差の少ない幼い少年が好まれていたようで、夜伽の相手だった小姓も歳を重ねるごとに身体が成長し、衆道の相手にそぐわなくなると主君から遠ざけられ悲しい思いをすることもあった模様。


蘆名盛隆自身も恋多き人物でしたが、その最期は過去に衆道関係であった家臣・大庭三左衛門との男色のもつれによる殺害でした。


盛隆は寵愛した小姓も成長したあとは悪く言い噂も色々立て嘲弄することを好んだと言います。成長した三左衛門は盛隆に受けた仕打ちを到底許すことが出来ず、手をかけたのです。


戦国時代は恋愛まで命がけなのですね。

衆道関係は相手を裏切らない誓いの印に腕や腿に切り傷をつけるという話もあります。

あの伊達政宗もそういう意味で傷だらけだったとか…




大庭三左衛門は蘆名盛隆殺害までの言動がなかなかゾッとするものなのでまた今度短編漫画描きたいな〜


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